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超人の面白読書 47 雑誌「現代思想」9月号

  フランスのサルコジ大統領が大学改革でてこずっている様子を最近の新聞が伝えている(毎日新聞9月23日の朝刊)。日本の教育制度と違ってフランスは、大学の他にエリートを養成する機関、経営大学院、国立行政学院のグランゼコールと呼ばれている専門教育機関があって、特に後者のグランゼコール・国立行政学院(ENA)の出身者がフランス政界の主流を占めているらしく引く手あまたらしい。大学はすべて国立だが中間層が進み二番手に甘んじている。大学は改革できてもグランゼコール改革は容易ではないとパリ大学の教授の話を載せている。実はこの書評の第一回目は天野郁夫著『大学改革』だった。そこではこのフランスのユニークな教育制度を紹介していたのだ。
さて、書評。今回は雑誌を取り上げてみた。「論座」など硬派の雑誌が休刊に追いやられたりして時代の反映をみる思いがするのだが、どっこい雑誌「現代思想」は頑張っている。その「現代思想」9月号の編集後記はやや長く600字強だ。大学は現在過酷な大転換期を迎えようとしていると記し、グローバリゼーションの効率化の論理が主因としながら、大学の現場化に大学人はもっと自覚と誇りを持つべきと説く。特集は<大学の困難>、フランス文学、政治哲学専門の先生方による31ページに及ぶ鼎談が面白い。

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