« 超人の面白読書 42 石川榮吉著『欧米人が見た開国期日本―異文化としての庶民生活』 4 | トップページ | クロカル超人が行く 93 スペイン料理店『BODEGA』 »

超人のジャーナリスト・アイ 85 「コピペ」問題

 大学のリポート提出で問題になっていることが、インターネット普及と共に肥大化、大学の先生もその惨状に愕然とし立ち上がったというニュースを今朝のテレビで興味深く観た。「コピペ」というコンピュータの操作技術を使ってコピーして貼り付けられる便利な機能だ。例えば、ある事柄について3000字以内にまとめてリポート提出せよとの要請に対し、学生はインターネット上でその事柄が載っているところ―ウィキペディアなど―を探して拝借し貼りつけていとも簡単にリポートを完成させて提出しまうが、提出されたリポートを読んだ先生が、同じような文章に相当数ぶつかり不思議に思って調べてみると、この便利な「コピペ」の機能を使っていることが判明したという。これでは自分で調べて考えるという独創性が失われるとの危機意識からリポート提出を止め、ディベートに切り替えて思考のトレーニングをしているという。また、「コピペ」 だと分かるソフトをソフト会社が開発中で来年には市販される見通しらしい。 この問題は以前から筆者も親しい先生から聞いていた。便利なものがあれば何にでも飛び付く、そんな手法は当たり前だが、その分きちっとした考え方が身につかない。社会に出ていろいろな問題に直面した時に困ってしまう人間を造り出してしまうのだ。哲学者のデカルトの有名な言葉“Je pense, donc je suis.”「我考える、故に我あり」を想起させたのだ。

|

« 超人の面白読書 42 石川榮吉著『欧米人が見た開国期日本―異文化としての庶民生活』 4 | トップページ | クロカル超人が行く 93 スペイン料理店『BODEGA』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77059/41702699

この記事へのトラックバック一覧です: 超人のジャーナリスト・アイ 85 「コピペ」問題:

« 超人の面白読書 42 石川榮吉著『欧米人が見た開国期日本―異文化としての庶民生活』 4 | トップページ | クロカル超人が行く 93 スペイン料理店『BODEGA』 »