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超人の面白読書 32  ミシュランガイド東京『MICHELIN GUIDE 東京2008』

Photo_2またひとつ世界的に評判の高い本が日本で刊行された。三ツ星レストランの格付けで有名なフランスのミシュランがレストラン・ホテルガイド日本語版『MICHELIN GUIDE 東京2008』(定価:2,310円)を発売したのだ。タイヤメーカーのミシュラン社が車を使って食べられる店を紹介したのがそもそもの始まり。すでに108年の歴史がある。奥付は12月22日だが、なぜか1ヵ月前の11月22日に発売。マスコミの報道は過熱気味、それにつられて書店に足を運んだ読者はさぞ多いはず。ミーハーの筆者もその一人。しかし筆者は売り切れが出ると考え、人の手を借りて買い込んだのだった。今回の東京は★★★三ツ星が8店舗。パリやニューヨークよりも数が多い。サプライズである。それだけ美食の街だということか。因みに★の数ではパリが39、ニューヨークが64、東京が150あってダントツ。日本料理の『神田』や『濱田家』(事件の渦中の防衛省の幹部が食事した処でも有名)、銀座の寿司屋にフレンチと全て20,000円〜40,000円の高級店揃いだ。庶民にはとてもとても、せめて本でも眺めてカミシメヨウっと。面白いことに料理の鉄人といわれた人の経営する店は全て★★★に入らなかった。店の紹介は自前だそうな。審査員は匿名で日本人を含む複数で構成。そして毎年更新されるという。"日本料理は本当に理解できるの"、"ラーメン店も入っても良いのでは"と巷では多種多彩な意見が続出。日本人のランキング好きはここまで来たか、依頼心のかたまりだ。権威のある他人の意見にすぐ同調して動いてしまう習性が日本人には備わっているのか−。それにしても本は売れるね。日販アイ・ピー・エスさん、よ。
内容はたかが知れた文面のようだ。多少洒落っ気も欲しかったか。これを持って★のついた有名店巡りが当分続きそうだ。すでにそのいくつかは年内まで予約で一杯だそうな。★のついた店が急に有名店に、タイヤは回る、人が押し寄せる、店の主人は嬉しい悲鳴、景気が悪いっちゅうのにこの騒ぎ、やはり平和ボケニッポンか、行けない筆者はジャポンと風呂に入りタイヤ。ランキングや格付けに左右されず自分で確かめた方が確実かもしれない。

★印の判断基準を本書から引用してみよう。
素材の鮮度と品質 調理技術の高さ オリジナリティー ポストパフォーマンス クオリティーを保つ料理全体の一貫性 味付けの完成度の6点が基準だ。★印は料理そのものに与えられる評価で、店の雰囲気、サービス、快適さは★印の基準外だそうだ。

★★★三ツ星−そのために旅行する価値がある卓越した料理その店は下記の通り。
和食『神田』(港区元麻布3-6-34 TEL:03-5786-0150)
現代風フランス料理『カンテサンス』Quintessence(港区白金台5-4-7 ハルビソン25 TEL:03-5791-3715)
和食『小十』(中央区銀座8-5-25 TEL:03-6215-9544)
現代風フランス料理『ジョエル・ロブション』Jol Robuchon(目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデン内 TEL:03-5424-1347)
寿司『すきや橋 次郎』(中央区銀座4-2-15 塚本総業ビルB1F TEL:03-3535-3600)
寿司『鮨 水谷』(中央区銀座8-2-10 銀座誠和シルバービルB1F TEL:03-3573-5258)
和食『濱田家』(中央区日本橋人形町3-13-5 TEL:03-3661-5940)
フランス料理『ロオジエ』L'Osier(中央区銀座7-5-5 TEL:03-3571-6050)

秋深し格付け迷走タイヤ漬け

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