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2005/09/19

クロカル超人のジャーナリスト・アイ 18 大学事情 1 

大学は今、明治以来と言っても過言ではない大きな曲がり角にさしかかっています。2007年には統計上志願者全員が入学可能になる時代がやって来るからです(2007年春には現役志願者が65万人余と04年より5.6%減少。浪人も3分の1近くの4万6000人まで激減し、全志願者は69万9000人に。微減となる合格者総数と同数になる。私立大学や短大ではすでに定員割れなどに苦しむケースも出ており、法人化した国立大学や公立大学も含め、日本の大学は一層厳しい経営を迫られることになるとは2005年6月20日付の日経新聞)。しかし、有名な大学とそうでない大学との格差があり、二極分解が起ることは必至と言われています。また、社会のニーズの変化と少子化、国公立大学の独立法人化、通常予算の削減化と競争原理に基づく傾斜配分、産学協同等による新たな収入源の確保、学生・院生の学力低下問題、研究者の学問レベルの向上等々今や大学を取り巻く環境は激変しています。テキスト、副読本、辞典、学術専門書、学術限定資料等を刊行してきた学術専門出版社にとっても大学は大きな市場でした。少なくとも今までは。今特に人文社会科学分野においては予算等の削減に伴い研究費が大幅に減ってきています。競争原理に基づく科研費などはありますが。それでも今役立つもの、あるいは目に見える結果にはお金を出しますが、基礎学問等人間形成に役立つものには排除の方向で進んでいます最近の大学は、実利主義を標榜する薄っぺらな人材を輩出する大学に成り下がってしまうように筆者には思えてなりません。英語の水準を上げるためにTOEIC等の英語検定試験を受けさせては国立大学間の競争を煽っているみたいですし、また、大学の教職員も必至なのは大学に行って各種プロジェクトの立ち上げを見れば解かります。まるで専修学校みたいです。本来なら日本はこれからの時代、尚更教養と専門性を身につけた人間が育っていかなければこのグローバル化の時代に伍していけない筈なのですが。TOP30、COE、特色GPなどの大型プロジェクトは動いていますが、文科省は高等教育と研究水準を上げるためにももっと幅広く予算をつけるべきではないでしょうか。

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